WEEKLY PRODUCT ANALYSIS – SUPREME WOOL SUIT (スーツ)
WEEKLY PRODUCT ANALYSIS
今回は Supreme 20SS Week12で発売された” Wool Suit ” について解説する。
Suit (スーツ)の歴史
メンズウェアで今日のテーラードウェアが誕生したのは19世紀半ばで、それまでのフロックコート(かつての昼間の正礼服。ダブルブレストの六つ釦もしくは、八つ釦で膝上丈が特徴) が簡略化したラウンジスーツが原点と言われる。
ラウンジスーツとは、現代の原型として1820年頃に現れた男子服のことで、これまでの貴族の正礼服とされてきた堅苦しいフロックコートからよりカジュアルにリラックスして着れる事から一般的になり、今に至る。
詳しくは、Apparel Fashion Wikiよりチェック。
スーツの歴史を踏まえた上で、Supreme Wool Suitについて解説する。
当方 177センチ 体重65キロ 今回Sサイズ購入。
ブラックベースにホワイトのピンストライプ。
今回の生地のセレクションからも分かるようにドレスよりの生地であることから胸ポケットはパッチポケットではなく、箱ポケットが付く。バルカポケットでは無い模様。
オフィシャルのサイズチャートの補足であるが、ラペル幅は、7.5センチ。
ゴージラインは、低めに設定されクラッシックで落ち着いた印象。
野外での著用を想定し、フラップポケットを採用。フラップポケットの役割としては、雨、埃よけの役割を持つ。
袖口幅30センチ。袖幅49センチ。
アームホールも広めでシルエットとしては、リラックスフィット。
袖ボタンは3つボタンでメスなしの本切羽仕様。
4つボタンに比べ3つボタンの方がカジュアルでスポーティーな印象。
裏地はSupremeのロゴが全面に織られたオリジナルファブリック。
内ポケットは左右で2つあり。
Supreme と Loro Piana (ロロピアーナ)の織りネームタグが付く。
今回のファブリックは、Loro Piana Four Seasons Super 130’s Woolという厳選されたオーストラリア産メリノウールを使用した細番手のSuper 130’sの中でも春夏秋冬のオールシーズン着用できる生地となり、Loro Pianaならではの美しい色艶と柔らかな気心地が特徴となる。
既存のLoro PianaのファブリックでエントリーモデルであるSuper 130’s Woolであるが、ポジションニングとしては、その上の位置付け。
4シーズンではあるが日本の高温多湿な日本の気候では、特に夏は暑く着にくいのが実情、、、。
肩幅45.5センチ
着丈に関して、公式のサイズチャートは前着丈74センチとなり、後着丈は68センチの前下がり。
胸板の厚み分、前着丈が上がることを考慮し、4センチ長めに設定。
裾幅40センチ渡幅60センチのソフトテーパードシルエット。
その他
今回発売した商品に関して、スーツとしては、ブラックボディのピンストライプという定番モデルとなる為、使用頻度も高く長期にわたり活躍する事を確信する。
Supreme 20SS Week12についてはこちらからチェック。
Supreme 公式オンラインストックはこちらからチェック。